保険ショップで気になる死亡保障

死亡保険と終身

生命保険で最重要視されるのが死亡保険ですよね。

なんのために生命保険に入るのか、ほとんどの方は死亡時に残された家族達のために お金を残すためではないでしょうか。 働き手の自分が不慮の事故や不治の病で命を落としてしまったら、収入がなくなって 家族を養うことができなくなってしまいます。 そうなった場合に備えて月々掛け金を支払ってまんがいちの時に補償を得るのが 生命保険、そう認識されている方がほとんどだと思われます。 もしも自分が死んでしまったら、契約した内容に従って受取人に設定されている 保険金が速やかに支払われることになっています。 死亡保障は数千万円というのが主流で、それくらいの金銭が手に入れば一家の大黒柱 が倒れてしまってもしばらくは生活に困ることはないでしょう。 保険金を使い果たす前にそれからの生活を考える時間もありますから、新たに人生設計 を立て直して老後に備える余裕も生まれます。 言い換えればそれが可能なだけの金額に設定するのがセオリーで、毎月の掛け金を 低額にしたいからと死亡保障が少ないプランで契約すると、主人が亡くなった場合に 葬式代ほどの保険金しか支払われないことになってしまいます。 これでは差し引きゼロで、残されたご家族はその後どうやって生活していくのか、 あまり考えたくは無いことになりそうです。 宝くじに当選したり石油王にプロポーズされたりとドラマティックな展開にでも なればいいのですが、現実はそう甘くはありません。 なので一生涯とは言いませんが、数年間は安心して生活できるだけの保障額を設定 することが死亡保険では重要なことでしょう。 保険ショップでお話を聞けば少しは教えてもらえるでしょうが、死亡保険にもいくつ かの種類があって役割もやや異なります。 最も安心で確実なのは終身保険で、契約が続いている限りは何歳になっても死亡時に 保険金が支払われる仕組みになっています。 死亡保険には設定された年齢を過ぎると無効になる掛け捨てタイプもありますが、 終身タイプなら90歳で亡くなっても100歳で亡くなっても受取人に契約どおりの 保険金が支払われるのです。 対象者が不老不死になってしまわない限り、いつかは保険金を受け取ることができる というのがこのタイプの契約の特徴でしょう。 ただし備えとしての生命保険というよりは貯蓄に近いかもしれません。 死んでしまって本当に困るのは加入者が若い年代の時で、60歳を超えてからは 事故で死亡してしまっても、残された家族達はそれほど金銭的に困ることはないかも しれませんし、70歳や80歳ならばもう大きな衝撃は受けないでしょう。 なので90歳の方が死亡した場合、それほど多くの保険金を受け取らなくても構わない と考えることも普通ですし、葬式代さえあれば充分だとも言えるのです。 そういったわけで生涯に渡り死亡保障される終身保険は、安心はできますが遺族の為の 保険とする場合は遺産に近い物かもしれません。 生命保険なので死亡保障が基本的な役割ですが、それが必要な年齢を過ぎた後は 貯蓄の意味合いが強くなっていくのです。 若いうちの死亡保障だけを考えると終身ではなく掛け捨ての方が掛け金も小額になり ますが、掛け捨ては貯蓄性がほとんどないので毎月に支払う額も少ないのです。 この違いを理解せずに保険ショップで契約をしてしまうと、加入者が60歳を オーバーする頃に慌てふためいてしまう事態になってしまいます。 死亡時の保険金が同じ位ならば掛け金が少ないほうがいいな、との理由で選んだ プランが掛け捨てだった、というのはよくある話で、終身保険は毎月の掛け金が 高くなるのですが、最終的には損をしないのが終身タイプということを覚えておくと 簡単には安い掛け捨てを選べなくなります。 どんなケースで手厚い保障を望むのか、どちらの保障を優先するか、しっかり考えて 決めなければなりません。